去る事、2012年暮れ12月28日の師走という時期に、
京都・伏見に構える老舗醸造元の北川本家にお邪魔して参りました。
年の暮れというのは、空気感は常に新年に向かって忙しく走りつづけ、緊張感が漂います。
古都・京都の雰囲気は独特の師走を感じました。
年の暮れの忙しい最中、北川本家の方々は素人である私どもに心温かくお声をかけてくださり、お酒作りのプロからのアドバイスをしてくださいました。
今回、醸造について相談に乗っていただいたのは、向かって右側の奥から杜氏・田島さん、北川社長、北川実萌さん、北川晋吾さん。向かって左奥は、Wanic 山本、久住。
醸造酒である、日本酒の奥深さ、完成された職人技、そして心意気。味を保つために多くの知恵や手間を時間が掛けられ繊細に仕上げられていきます。
日本の職人技には、心を打たれる想いでした。
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今後のWanicの課題が出てきました。
①ココヤシジュースの成分を調べる。
土地によって、同じココヤシどいえど塩分などといった成分に違いはあります。
使用するココナッツジュースの成分をしっかり把握します。
②安定した品質のココヤシをどう集めるか
現地での取り組みが重要になってきます。
③補糖に関して
糖により、発酵が変わってきます。より一層気をつけてチェックしていきます。
④Wanicの保存に関して
「保存」に関しては、頭を抱えている箇所であります。生ものであるWanicをどう保存していくか。
乳酸菌を入れるといいというアドバイスもいただき、これから要検討していきます。
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一体なにが原因でこうなっているのか、、、それを見極めるのは非常に難しくいのですが、
丁寧に問題点を予測していただき、上記のアドバイスをしてくださいました、感謝です!
帰り際に、お土産に日本酒を購入すべく北川本家の直営店に立寄り、、
原酒を注ぐお店の方。多くのことを説明していただきました。
「モノ」の背景を知ることで、その「モノ」自体の味わい方も変わってきます。
今回は、See-D遠藤謙さんが通われていたMITで学生をしている、実萌さん(北川本家のご息女)によりセッティングしていただいた打ち合わせでした。
とても素敵な方に巡り会えたことに心より感謝を申し上げます。
「どうもありがとうございました !!」
ikemura
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