Wanicのプロダクトデザイナー 久住が今年3回目になるWanic作りをラオディさんのラム酒工場 @ラオス まで渡航しました。第一回目の様子はこちら 今回のラオスでは、Wanicの味を散策する目的で、 酵母の種類を変えたもの(白ワイン、シャンパンで実験)、ココナッツの風味をだすために各果肉(果肉なし、生果肉、乾燥果肉)を掛け合わせ、ココナッツ24個から8000mlから計4種類のリカーを作成しました。 今回の味わいは、ココナッツの果肉が発酵の際に入ったせいかココナッツの香りが漂い、また白ワイン酵母からはワインの香りがしっかりと香り、シャンパン酵母からはシャンパンの香り…シャンパンの香りはしませんでした。ですが、リカー(蒸留酒)は樽のなかでの熟成に半年間かかると言われているため、半年後の味の変化が楽しみです。
ココナッツ果肉を加えたときの発酵の様子
今まではココナッツジュース(果肉なし)で作っていましたが、今回はLAODIさんの協力のもと、ココナッツ果肉を活用し加えたところ、発酵は勢いよく進みました。Wanicを作った後の果肉はどうするのか、ゴミとして捨てるのではなく資源としての活用に関しては課題でもあります。果肉はナタデココや石けん、ロウソク、乾燥ココナッツなどの材料になります。働き手の現地の人々が、Wanicだけではなくその果肉も生かした商品作りができるようにするために、果肉の使い道もこれから考えないとなりません。 ラオスの様子 ( 2011年撮影) 2014年度、Wanic作成の様子。 下記の写真は予備発酵。2.5gづつの酵母をふやしてから、ココナッツジュースに投入します。
下記は発酵前のもので、左から1.ワイン酵母の試作、2.ワイン酵母+ドライココナッツの試作、3.ワイン酵母+ココナッツ果肉入りの試作、4.シャンパン酵母の試作です。
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